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小さな独り言



2003年 11月 03日 沖縄県 石垣島
〜お魚=「被写体」〜

2度目の石垣島。

1度目の挑戦は、風のため見事に惨敗。
北側に出ることさえで出来ずだった。
1週間も行ってたのに。
しかし、まあこんなこともあるだろう。
自然相手とはこういうもんだ。

で、2度目の石垣島。
当然、期待は前回より大きい。

実を言うと、「マンタ」には出逢ったことはそれ以前にあった。
宮古島で視線の先10mほどだろうか?
3秒ほどの初対面。(笑)
幻だった・・・といわれてしまえば、言い訳できない3秒。
すごくシャープな感じの小柄なマンタだった。

期待・わくわく・どきどき・想像・妄想・・・(笑)

エントリー後、ものすごく長い8分間が過ぎると、
彼は突然姿を現した。

しかも、こっちに向かって。


正直、お魚さんは怖い。(笑)
いまさら、何を言うのかと思うであろうが、
私は魚が怖い。ほんとに。(笑)

あんな手も足もないぬるぬるした、表情の無い生物には
はっきり言ってこれっぽっちも興味は無かった。

だから、カメラを持ったのだ。

180度見方が変わった。
ただの「魚」から「被写体」へと変わった。

「被写体」となったお魚さん達は、いろいろな表情を見せてくれる。
エビ・カニにさえ、表情をうかがうことが出来る。と思う。(笑)

・・・なんと、単純な私。
単純ついでに言っておくと、カメラ越しに魚を見てるときは良いが、
それ以外のときはこわい。(笑)

何気なくイソギンチャクの近くを通ると、
体長5cmほどのクマノミが、私の手に噛み付いた。

たいしたことないことなのだろうが、
逆から考えると、たいしたことじゃなくなる。

私の身長は約165cm。
クマノミ君の33倍。
私の33倍の5445cm、つまり、55mほどの見知らぬ生物が、
私の住まいの近くを通り過ぎる時に、
私はそいつに攻撃を仕掛けられるだろうか?


私にはそんなに根性はない。

だからやっぱり、魚はこわい。(笑)



2005/04/20 Keiji Hasuike




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