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小さな独り言



2002年 08月 14日 和歌山県 田辺
〜すごいことなんじゃないのか〜

水深40m。

常夏・南国の透明度の良い水深40mとは違い、
ほとんど光も入ってこないような、和歌山の水深40m。

地上の5倍もの圧力下の中で、
彼らは生きている。群れを成して。
しっかりと根を地に下ろし、一生懸命。

世界的にも珍しい、
オオカワリギンチャクの群生。

間違っても、
「ダイバー達に綺麗と言われたい。」がために、
鮮やかなイエローなのではないだろう。


何度行ってもこの幻想的な世界には圧倒される。


もし、この子達に思考回路というものがあったとしても、
地上の事については想像も出来ないだろう。
イルカ君やトビウオ君等はたまに空気中に飛び出すので、
地上を想像することが出来る。(と思う。)
だが、この子達は間違いなく頭上40mから
環境がガラッと変わっている事さえ知らないだろう。

逆から考えてみよう。
私は地上で生活しているが、こうして水深40mで
写真を撮っている。。。


単純に、すごいことなんじゃないのか?
実質的は数分間しかとどまる事は出来ないが、
それでもすごいことなんじゃないのか??


私がすごいんじゃなく、「人間」という生物がね。(笑)


この先、どんな技術が生まれるか?
水深1000mまでお手軽に潜れるようになるのか?
どんな発見があるのか?


そんなことは私には知る由も無いが、
自力で考えて開発するのはひじょーにめんどうなので、
安全なのが確認されたら、ぜひチャレンジしてみたい。(笑)

全世界の科学者さん達、がんばれ。



2005/04/15 Keiji Hasuike




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